心に残る作家たちとサスペンス・ミステリーの魅力

読書


読書は、僕にとって心を整える時間。筋トレが体を整える時間なら、読書は心をリフレッシュさせる時間。
ページをめくるたびに頭の中のざわつきが落ち着き、別世界に入り込むことで日常の疲れもスーッと軽くなっていく。

本を開くと、しばらく現実を忘れられる。
仕事や家庭で頭がいっぱいの日でも、物語の世界に入ると、心がふっと静かになる。そんな時間が、今の僕にはすごく大事。

今回は、そんな中でも特に心に残っているサスペンス・ミステリー系の作家さんと、その魅力についてまとめてみた。


誉田哲也さん

姫川シリーズ、歌舞伎町セブン、妖の絆シリーズ。どれも世界観が濃くて、一気に引き込まれる。
姫川シリーズでは、犯人との心理戦が最大の魅力。玲子の強さと脆さが同居していて、人間らしさが滲み出ている。正義感が強くて、不器用で、でもどこか共感できる。
読んでいると、登場人物の感情が自分の中にも入り込んでくるような感覚になる。
妖の絆シリーズでは、紅姫という存在がまるで夢と現実の境目に立っているようで、不思議な余韻を残してくれる。

誉田さんの作品は、事件を追うスリルの中に“人の心”がちゃんとあるところが好き。暴力や悲しみの中にも、どこか温度がある。だから何度も読み返したくなる。


東野圭吾さん

東野さんの作品は、読めば読むほど「人間って複雑だな」と思わされる。
新参者シリーズやマスカレードホテルシリーズ、雪山チェイスシリーズなど、どれも心理描写が秀逸。
映画やドラマでは味わえない、登場人物の心の動きや葛藤の“間”まで感じられるのが小説ならでは。
特に“加賀恭一郎シリーズ”は、事件よりも人間の心を解くような静かな緊張感があって、読後の余韻が長く残る。

東野作品を読んでいると、「正しさ」って何だろうと考えさせられることが多い。
誰もが少しずつ正しくて、少しずつ間違っている。そんな現実のグレーさが、物語の中で丁寧に描かれているところがたまらない。


サスペンス・ミステリーの心理戦の魅力

サスペンスやミステリーの一番の醍醐味は、犯人探しよりも“心理戦”。
ページをめくる手が止まらない緊張感や、登場人物の裏の顔が少しずつ見えていくあの瞬間がたまらない。
読者としても、自分の推理が当たった時の快感や、見事に裏切られた時の悔しさも楽しい。

映像作品も面白いけど、頭の中で情景を描きながら読む小説の方が、感情の奥まで届く。
活字だからこそ、登場人物の心の声や小さな違和感が伝わってくる。
静かな夜、ページをめくる音だけが響く時間が、なんだか心地いい。


これからの読書と記事展開

今回はサスペンス・ミステリーに絞って書いたけれど、これからはもう少し幅を広げたい。
誉田哲也さんや東野圭吾さんだけでなく、今村翔吾さんや池井戸潤さんなど、物語の“熱”を感じる作家さんの世界にも触れていくつもり。
それぞれの作品の中にある「生き方」や「心の揺れ」を、自分なりの視点で書き残していけたらと思っている。

読書は趣味だけど、僕にとっては自分を整える習慣のひとつ。
ページの中の誰かの生き方に触れると、明日を少しだけ前向きに過ごせる。
そんな読書時間を、これからも大切にしていきたい。

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