最近読んだ本の中で印象に残ったのが、ビル・パーキンス著『DIE WITH ZERO(ゼロで死ぬ)』。
タイトルだけ聞くと「お金を全部使い切って死ぬ」という少し過激なイメージを持つけれど、実際に読んでみると、その本質は「今この瞬間を大切にしよう」というメッセージだと感じた。
『DIE WITH ZERO』を読んで感じたこと
僕は40代前半。子どもは小学生高学年と中学年、そして幼稚園児がひとり。親は70歳前後。仕事や家庭に追われながらも、これからの時間の使い方を考える年代だと思う。
この本を読みながら強く思ったのは「人と過ごせる時間には限りがある」ということ。親とも子どもとも、永遠に一緒にいられるわけではない。だからこそ、共に過ごせる時間を意識して大切にしていきたいと思った。
40代前半だからこそ響いたメッセージ
そして40代前半という年齢は、時間が限られているだけじゃなくて、体力・気力もまだ残っている時期。場合によっては経済的にも少し余裕が出てくる世代かもしれない。だけど、体力と気力は年々衰えていく。体を使う趣味やチャレンジは、後回しにすると「もうやらなくてもいいか」と思ってしまうかもしれない。実際、僕自身も少しずつそういう感覚を実感している。
子どもと一緒に全力で遊んだり、アグレッシブに出かけたりできるのも、子どもが今の年齢だからこそ。そして自分自身の体力がまだあるからこそ。これは間違いなく「期限付き」なんだと思う。
今しかできないことにお金と時間を使う
本の中では「お金は思い出をつくるために使うものだ」という考え方が強調されていた。もちろん、生活が成り立たなくなるようなお金の使い方は論外。でも、「今しかできないこと」に関しては、たとえ費用がかかっても思い切って実行した方がいい。後回しにしたら、その機会は二度と来ないかもしれないからだ。
実際、僕も「将来のために」と考えて我慢することが多かったけど、この本を読んでから「今このタイミングでやらなきゃ意味がないこと」って意外と多いんだと気づいた。旅行にしても、子どもが小さいからこそ一緒に楽しめる場所があるし、体力があるからこそ挑戦できることもある。時間が経てば同じことをしても得られる充実感は変わってしまうだろう。
まとめ:思い出を残す生き方を選びたい
『DIE WITH ZERO』を読んで一番心に残ったのは、「お金を残すこと」よりも「思い出を残すこと」の方が人生を豊かにする、というメッセージ。お金の管理術というより、人生の優先順位を問い直すような内容だった。
40代前半の今だからこそ、「今しかできないこと」を意識していきたい。これからも家族や大切な人との時間を優先しつつ、少しばかりの挑戦や楽しみにもお金と時間を使っていこうと思う。
やっぱり本ってすごい。考え方を少し変えるだけで、日常の見え方まで変わるから。次はどんな本に出会えるのか楽しみだ。
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