父親モードから自分時間へ
朝は子どもたちと一緒に起きて、学校の準備を手伝うところから1日が始まる。
朝ごはんを作って、忘れ物をチェックして、ランドセルを背負わせて。
「いってらっしゃい」と玄関で手を振るまでは、完全に父親モード。
その瞬間までは自分の時間というより、“家族のリズム”で動いている感じだ。
でも、ドアが閉まったあとの静けさが好き。
一気に世界が切り替わる。
テレビもつけず、コーヒーを一口飲むだけで、気持ちがスッと落ち着く。
とはいえ、そこから自由時間というわけでもない。
洗濯、掃除、食器の片付け、買い出し…やることは山ほどある。
だから“まとまった自由時間”より、“すき間時間をどう使うか”が自分のペースを保つポイントになっている。
筋トレでスイッチを入れる
そんなすき間の時間に、筋トレを差し込むのが習慣。
トレーニングを始めると、頭の中が一気にクリアになる。
胸か背中、その日の気分で部位を決める。
最近は「胸が筋肉痛なら背中」「なんとなく気分が乗らない日はスクワットだけ」みたいな、ざっくりしたルール。
それでも、体を動かすことで気持ちが切り替わる。
10分でも20分でも、汗をかくと体がスッと目覚める。
筋トレは“頑張るための時間”というより、“整えるための時間”になっている。
思うように回数をこなせない日もあるけど、それでも「やった」という実感があるだけで気分が違う。
一日のリズムの中で、自分の芯を取り戻すためのスイッチみたいなもの。
読書は心のリセット
読書は、さらに細切れの時間で楽しむ。
まとまった時間を取ろうとすると続かないけど、ちょっとした空き時間ならすっと入れる。
コーヒーを飲みながら数ページ。移動の合間に1章だけ。
スマホを見る代わりに本を開くと、頭が静かになる。
好きなのはミステリーやヒューマンドラマ、歴史小説。
物語の中で人の心の動きを追っていると、不思議と自分の気持ちも整理される。
登場人物が悩んだり、失敗したりする姿に、「自分もそんな時あるな」って共感する。
読書って、癒しというより“自分をリセットする時間”なんだと思う。
子どもが帰ってきたら切り替える
午後になれば、また父親モード。
宿題の声かけ、夕飯の準備、一緒に風呂に入ったり。
にぎやかでバタバタする時間が戻ってくる。
それでも、午前中に筋トレができて、ちょっとでも本を読めた日には、心の余裕が違う。
小さな積み重ねが、自分をちゃんと保たせてくれる。
完璧じゃなくても整う暮らし

完璧なルーティンなんてなくていい。
思い通りにいかない日もあるし、予定を崩されることもある。
でも、その中でほんの少しでも“自分のための時間”を取れたら、それで充分整う。
筋トレで体を動かして、読書で心を落ち着ける。
そのバランスが、今の暮らしにはちょうどいい。
父親としての時間と、自分としての時間。
どちらも大事にできるように、これからも無理せず続けていきたい。


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