読書は、私にとって心を整える時間です。
筋トレが身体を整える時間だとしたら、読書はリフレッシュや気分転換の時間。
ページをめくるごとに、頭の中のざわつきが落ち着き、別の世界に入り込むことで日常の疲れがスーッと軽くなります。
今回は、これまで読んだ中で特に心に残っている作品や作家さんを紹介します。
誉田哲也さんの姫川シリーズ・歌舞伎町セブン
刑事・姫川玲子が事件に挑む姫川シリーズは、犯人との心理戦が最大の魅力です。
事件を追うだけでなく、玲子自身の強さと脆さ、人間模様が生々しく描かれています。
同じく誉田さんの「歌舞伎町セブン」では、裏社会のリアルと人間の欲望が交錯する世界に引き込まれます。
さらに「妖の絆」シリーズでは、主人公・紅姫の魅惑的な存在感が際立ち、読者を不思議な世界へと誘います。
今村翔吾さんの『塞王の楯』
まさに日本版「矛盾」。
目的も信念も同じなのに、手段がまったく違う二人がぶつかり合う。
戦の緊迫感と同時に、人間としての葛藤や誇りが胸を熱くします。実写化されても迫力がありそうです!
筋トレに例えるなら、同じゴールを目指してもやり方や鍛え方が違う感覚に似ています。
池波正太郎さんの『真田太平記』
歴史小説でありながら、現代の社会人や中小企業の生き方にも通じる部分がある作品。
世渡りや戦略、人との信頼関係──時代が変わっても変わらない人間の本質を感じます。
「なんとなく似てるかも?」と思いながら読むと、また違った面白さがあります。
高野和明さんの『ジェノサイド』
まるで映画を観ているような迫力。
一気読み必至のテンポ感と壮大なスケールに圧倒されます。
非日常に全力で没頭する感覚は、筋トレで限界まで追い込む時の集中力にも似ているかもしれません。
恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』
「蜜蜂と遠雷」は、文章を通して音楽をイメージさせる描写が印象的。若い天才的なピアニストたちがコンクールに挑み、悩みながらも成長していく姿が描かれる。登場人物それぞれが魅力的で、ピアノの演奏もかっこよく感じられ、全く知らない世界ですが、生でピアノを聴いてみたくなりました。
読後、しばらく余韻から抜けられませんでした。
これからの読書と暮らし

ここで紹介した作品以外にも、好きな本や作家さんはたくさんあります。
全てを紹介しきれないので、また整理しながら記事にしていきたいです。
筋トレと読書──一見関係ないように思える二つですが、どちらも自分を整える大切な時間。
これからもこの二つの時間を楽しみながら、日々の暮らしを豊かにしていこうと思います。
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