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読書は、私にとって心を整える大切な時間です。筋トレが身体を整える時間だとしたら、読書は気持ちをリセットする時間。
仕事や家事が終わったあと、ページをめくると自然と頭の中が切り替わり、気づけば物語の世界に入り込んでいます。今回紹介するのは、これまで読んだ中でも特に印象に残っている5冊です。
どれも評価が高い作品ですが、それ以上に「時間を忘れて夢中になれた」「読み終わるのが少し寂しかった」と感じた本ばかり。
読書が好きな方はもちろん、「次は何を読もうかな」と迷っている方の参考になれば嬉しいです。
誉田哲也さん『歌舞伎町セブン』
誉田哲也さんの作品は姫川シリーズをはじめ数多く読んできましたが、『歌舞伎町セブン』は特にダークな世界観が印象に残っています。
歌舞伎町を舞台に、それぞれの登場人物が複雑に絡み合いながら物語が進んでいく展開は、まるでアクション映画を観ているようでした。
私が一番好きなのは美咲という人物です。綺麗で強く、それでいて優しさもある。ツンデレな一面もあり、そのギャップが魅力的でした。
読み進めるほど世界観に引き込まれ、気づけば「あと少しだけ」とページをめくる手が止まりません。読み終えた時はスカッとした気持ちと同時に、「もっとこの世界に浸っていたかった」「続編が読みたい」と思いました。
ダークヒーロー作品やアクション小説が好きな方には、ぜひ読んでほしい一冊です。
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今村翔吾さん『塞王の楯』
私が今村翔吾さんを好きになったきっかけの一冊です。「絶対に守る楯」と「絶対に破る矛」。
どちらも自分の仕事に誇りを持ち、信念を貫こうとする姿は、日本版『矛盾』という言葉がぴったりだと思いました。
城を守るための作戦や職人同士のぶつかり合いは迫力があり、「どちらを応援すればいいんだろう」と何度も考えさせられました。
主人公の技術への誇りや、最後まで信念を曲げない姿勢も魅力です。
読み終えたあともしばらく余韻が残り、「信念を持って生きること」の大切さを改めて感じました。歴史小説が好きな方はもちろん、普段あまり歴史小説を読まない方にもおすすめしたい作品です。
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池波正太郎さん『真田太平記』
私が長編小説を好きになった理由の一つが、この『真田太平記』です。
12巻の長編ですが、不思議と長さは感じませんでした。
当時は大河ドラマ『真田丸』も観ていたので登場人物をイメージしやすく、少しずつ読み進める時間が毎日の楽しみになっていました。一番好きな人物は、やはり真田幸村です。
もちろん戦の場面も魅力ですが、それ以上に真田家の考え方や覚悟、人との信頼関係には、今の時代にも通じるものを感じます。歴史は昔の出来事ですが、人の魅力や人間関係は今も昔も変わらないのかもしれません。
読み終えた時は達成感もありましたが、それ以上に「もう真田家のみんなに会えないんだ」と少し寂しくなりました。
歴史の世界にどっぷり浸りたい方には、本当におすすめしたい作品です。
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高野和明さん『ジェノサイド』
『ジェノサイド』は、とにかくスケールの大きさに圧倒された作品です。
複数の視点から物語が進み、それぞれが少しずつつながっていく展開は、まるで一本の映画を観ているようでした。リアルとフィクションのバランスも絶妙で、「本当にこんなことが起きるかもしれない」と思わせる設定も魅力です。
「あと一章だけ」と思いながらページをめくる手が止まらず、時間を忘れて読み続けてしまいました。
読み終えた時は「すごい作品を読んだな」という満足感でいっぱいになり、すぐに誰かへおすすめしたくなったことを覚えています。映画のような迫力ある小説を探している方には、間違いなくおすすめの一冊です。
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恩田陸さん『蜜蜂と遠雷』
ピアノの知識はほとんどありませんでした。それでも、ここまで音楽を文章で表現できるのかと驚かされた作品です。
登場人物それぞれが魅力的で、ピアノコンクールという世界を通して成長していく姿に自然と引き込まれました。
読んでいるうちに、実際にピアノの演奏を聴いてみたくなったことを今でも覚えています。読み終えたあとも余韻が残る作品でしたが、終盤は少し重たく感じる場面もありました。
それも含めて、この作品らしさなのかもしれません。音楽が好きな方はもちろん、普段あまり音楽小説を読まない方にも一度読んでみてほしい作品です。
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物語の世界に入り込める一冊は、きっと心にも残る
今回紹介した5冊には共通点があります。それは、どの作品も世界観に入り込めること。

時間を忘れて読み進め、魅力的な登場人物と一緒に物語を歩き、読み終える頃には少し寂しくなる。そんな読書体験をさせてくれた作品ばかりです。
筋トレで身体を整え、読書で心を整える。私にとって、この二つは暮らしを支えてくれる大切な習慣です。
これからも、また新しい物語に出会いながら、心に残る一冊を増やしていきたいと思います。


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